秋冬でも楽しめる!初心者のためのシロギス釣り入門ガイド【波止場ちょい投げ編】

ちょい投げ釣り

私がシロギス釣りを始めたのは、
ちょうど秋から冬にかけての季節でした。

もともとは、
「砂浜や堤防からの投げ釣りをやってみたい」
という軽い気持ちで始めたのですが、
初めて釣れた魚がシロギスだったんです。

仕掛けを遠くまで投げ入れて、
遠くのポイントを探りながらアタリを待つ──。

そして竿先が小さく震えた瞬間に合わせて、
キス特有の“プルプルッ”
とした引きを感じたときの喜びは、
今でも忘れられません。

秋〜冬は水温が下がることで人が少なく、
静かな海でじっくり釣りを楽しめる
最高の季節です。

この記事では、
そんな季節にこれからシロギス釣りを
始めたい初心者の方に向けて、

  • 秋冬でも釣れる理由とおすすめ時期
  • 必要な道具・仕掛け・防寒対策
  • 基本の釣り方と釣果を出すコツを、
    私の実体験をもとにわかりやすく解説します。

投げ釣りで味わう“遠投の気持ちよさ”と、
“最初の1匹を釣り上げる感動”を、
ぜひ一緒に体験してみましょう!

秋〜冬でもシロギスは釣れる?その理由と特徴

「シロギス釣りは夏の魚」というイメージを
持っている人も多いかもしれません。

でも実は、秋から冬にかけても十分に
釣ることができる魚なんです。

むしろこの時期は、
**型が良く引きも強い“良型シロギス”**
が狙えるベストシーズンでもあります。

シロギスの習性と季節ごとの動き

シロギスは、砂地の海底を好む回遊魚です。

春から夏にかけては浅場に寄って産卵し、
秋以降になると少しずつ深場へ移動します。

ただし、水温が急激に下がらない地域
(特に太平洋側)では、
冬でも水深3〜10mほどのポイントで
釣れることが多いです。

私自身、12月でも堤防から15〜20mほど
遠投して釣果を上げたことがあります。

冬は水が澄んでいる分、
遠くのポイントを探る“遠投スタイル”が
特に有効なんです。

秋〜冬に釣れる理由とポイントの特徴

秋は、産卵を終えた
シロギスがエサをよく食べる「荒食いの時期」。

夏よりも数は減るものの、1匹のサイズが大きく、
食べ応えのある良型が狙えます。

冬になると、水温の安定している
**深めのポイント(堤防・河口・船釣り)**
にシロギスが集まります。

寒さで魚の動きが鈍るぶん、
ゆっくり誘う釣り方が効果的です。
投げてからしばらく仕掛けを動かさず、
底を丁寧に探るイメージですね。

寒い時期に狙いやすい場所と水深

秋〜冬の釣りでは、
「どの場所を狙うか」が釣果を大きく左右します。

  • 水深がある堤防(5〜10m前後)
  • 河口や湾奥の砂地エリア
  • 船やボートで狙う沖合のポイント

こうした場所は水温変化が緩やかで、
シロギスが集まりやすいです。
逆に、浅場(1〜2m)や潮通しの悪い場所は
冬になると釣れにくくなります。

風が穏やかで日差しのある昼間は、
浅場でもチャンスがあります。

特に南向きの砂浜や堤防は水温が上がりやすく、
私もそういう場所で冬キスを釣った経験があります。

初心者でも始められる!シロギス釣りの基本装備

シロギス釣りは、実はとてもシンプルな道具で
始められる釣りです。

高価なタックルをそろえる必要はなく、
基本装備+少しのコツでしっかり楽しめます。
ここでは、秋〜冬シーズンにぴったりな道具を、
私の経験を交えて紹介します。

最低限そろえたい釣り道具一覧

まずは、シロギス釣りを始めるために必要な
基本の装備をまとめてみましょう👇

道具役割目安
釣り竿(ロッド)投げ釣り専用 or ルアーロッドでもOK長さ3.0〜4.0m
リール投げ専用 or スピニングリール2500〜3000番台
仕掛け市販の投げ仕掛けでOK針7〜9号前後
オモリ天秤オモリ or L字天秤15〜25号程度
エサイシゴカイ・チロリなど地域で調達可能
クーラーボックス釣った魚の保存用小型で十分
予備の仕掛け・オモリ根掛かり対策数セット常備

秋冬は風が強くなることも多いので、
**オモリは少し重め(20号前後)**
を用意しておくと投げやすいです。

初心者におすすめのロッド・リール・仕掛け

私が最初に使っていたのは、
3.6mの投げ竿+3000番のスピニングリール
組み合わせでした。

これで堤防や砂浜から20〜30mほど投げられ、
十分にシロギスが狙えます。

💡 ポイント:

  • 最初は「軽くて扱いやすい竿」を選ぶ
  • リールは滑らかに回るタイプ(ドラグ性能◎)
  • 市販の「初心者用投げ釣りセット」でもOK!

仕掛けは、まずは市販の2〜3本針タイプ
使ってみるのがおすすめ。
複雑な自作仕掛けより、
まずは“釣りの感覚”をつかむことが大切です。

私も最初のうちは、
オモリを投げる距離や糸の張り方を試行錯誤
しながら慣れていきました。
シンプルな道具ほど、上達が早くなると感じます。

秋冬シーズンに必須の防寒アイテム

秋〜冬のシロギス釣りでは、
防寒対策が釣果を左右します。
体が冷えると集中力も落ちるので、
快適さは釣りの大切な要素です。

おすすめアイテム👇

  • 防風・防水の釣り用アウター
  • ネオプレン素材の手袋(濡れても冷たくなりにくい)
  • 防寒ブーツ or 長靴
  • カイロ(貼るタイプ+手用)
  • 帽子・ネックウォーマー

私は手が冷えやすいタイプなので、
指先が出せる手袋を愛用しています。

仕掛け交換がスムーズにできるうえに、
寒さも防げて便利ですよ。

釣果アップのコツ!仕掛けの動かし方とアタリの取り方

シロギス釣りでよくある失敗の一つが、
「仕掛けを投げ入れたまま動かさないこと」。

実はこれ、釣果が伸びない最大の原因なんです。

シロギスは“動くエサ”を追う魚

シロギスは海底の砂地を群れで回遊しながら、
イソメなどのエサを探しています。

つまり、
「投げた場所にたまたま群れが
いなければ釣れない」んです。

仕掛けを放置していても、
たまたま通りがかった魚が釣れるだけで、
大きな釣果にはつながりません。

そこで大事なのが、
エサを動かしてシロギスの
目に留まらせること」。

動きのあるエサに反応する性質を
うまく利用しましょう。

リールをゆっくり巻いてエサを“誘う”

仕掛けが海底に着いたら、まず糸ふけを取ります。
その後、1秒に1回転ほどのゆっくりしたスピードでリールを巻いてみましょう。
これで仕掛けが少しずつ手前に動き、エサが“生きているように”見えます。

ポイントは、
止めずにゆっくり動かし続ける」こと。

途中で海底の変化(少し重くなる・軽くなる)
があれば、そこがシロギスの通り道です。
(シロギスは”かけ上がり”を狙え!)

アタリがあったら、すぐに合わせない!

シロギスのアタリは、
最初「コツン」や「ブルッ」と軽く感じる程度。

ここですぐに合わせてしまうと、
まだ魚がエサをくわえていないことが多いです。

アタリを感じたら、
3秒ほど待ってから軽く合わせるのがコツ。
その後にくる「プルプルッ」とした本アタリは、
シロギスが完全にエサを飲み込んだ合図です。

この感触は本当に気持ちよく、
釣りの醍醐味そのものですよね。

私も最初の1匹をこの“プルプルッ”で
釣り上げたときの感覚は、今でも忘れられません。

秋冬のシロギス釣りをもっと楽しむために

秋〜冬の海は、人が少なくて静か。

波の音を聞きながら、
冷たい空気の中で竿先が
プルプルっと震える瞬間──
それは夏とはまた違った、
落ち着いた釣りの魅力です。

寒い季節でも釣果を出すためには、
“準備と装備”が何より大事

「ちょい投げロッド」「滑らかなリール」
「冷えない防寒ウェア」など、
適した道具をそろえることで、
釣りの快適さも釣果も一気に変わります。

釣れないときに試したい3つの工夫

  1. エサをこまめにチェック
    冬は魚の食いが浅く、
    エサだけ取られていることも。
    10分ごとに巻き上げて確認すると、
    釣果が安定します。
  2. 巻くスピードを変える
    活性が低い日は、1回転を2秒ペースに落として
    “じわじわ”動かすのが効果的です。
  3. 釣れる時間帯を意識する
    冬場は日中の
    “日が差す時間帯(10時〜15時)”が狙い目。
    水温が上がるタイミングに群れが動きやすくなります。

あなたも「秋冬キスデビュー」してみませんか?

私が初めて秋の堤防でシロギスを釣った時、
竿先がわずかに震え、手元に“プルプルッ”
と伝わった瞬間の感動を今でも覚えています。

それは、ただ魚を釣るだけでなく、
「自然と一体になれる時間」でした。

シロギス釣りは、
初心者でも始めやすく、道具もシンプル。

この秋冬こそ、静かな海でゆったりとした
釣りを楽しむ最高のチャンスです。

次の記事では…

次の記事では、私が実際に使っている
**「初心者にも扱いやすいシロギス釣り道具」**
を紹介します。

リール・ロッド・仕掛け・防寒アイテムなど、
これから始める人が“失敗しない選び方”
をまとめています。

▶️ 秋冬シロギス釣りにおすすめの釣り道具・装備まとめ(準備編)

この記事を読んで「やってみたい」と思った方は、
ぜひ次の記事であなたにぴったりの釣り道具
見つけてみてください。

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