「ちょい投げ釣りではどんな魚が釣れるの?」
「釣れた魚は持ち帰って食べることができるの?」
本格的な投げ釣りでは釣れる魚の紹介をよく見かけるけど、
「本格的な「投げ釣り」と釣れる魚は違うの?」
といった疑問をお持ちのあなた。
この記事で、この疑問にお答えいたします。
季節や、時間によって違いますが、本格的な投げ釣りとほぼ同じ魚が釣れます。
持ち帰って美味しく食することもでき、家族にも喜んで頂けますよ。
ちょい投げ釣りで釣れる魚の種類と食べ方
ちょい投げ釣りでよく釣れる魚としては
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この5魚種が良く釣れる魚です。
ちょい投げ釣りで釣れる魚の代表格と言えば「シロギス」で最も人気の高い魚です。
本格的な投げ釣りでもメインターゲットで、専門に狙っている釣り人が大勢います。また、釣り具メーカー主催の全国大会も開催されているほど人気の魚です。
それではシロギス以外の各魚の特徴や食べ方について説明をさせていただきます。
シロギス
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・釣れる時期
基本的には春~秋にかけての暖かい時期に釣りやすく特に初夏になると、
産卵のため浅瀬に一斉に集まります。
ちょい投げ釣りでは十分に届く距離に魚が岸に来ますので初夏~秋にかけてが最適です。
・体長
一年で約8cm程度まで成長し、寿命は約10年で最長30cm程度まで成長します。
30cmを超えるとつかんだときに尾が肘をたたくぐらいの大きさで、
「肘たたき」と呼ばれているほどです。
・習性
水深30mくらいまでの砂泥底に住み海底から10cm以内を遊泳しています。
単独行動はまれで、数10尾の群れをつくって行動しています。
・食べ方
キスの天ぷらは有名ですが、新鮮な鮮度の良いものは刺身にしても美味しいです。
初冬に釣れたキスは鍋でキスしゃぶにしてポン酢で食べるのも美味しいです。
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メゴチ
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・釣れる時期
一年中通年で釣れます。
シロギス同様、春から秋の暖かい時期が釣りやすいでしょう。
・体長
大きいもので25cm程度まで成長します。
良く釣れるサイズとして15cm~20cmです。
・習性
砂泥底に住み海底にへばりついています。
シロギスの釣れる場所には必ずと言っていいほど近くにいます。
シロギスを専門に狙っている人からは最もポピュラーな外道として扱われています。
ただし、釣れた時は直接手で触らずメゴチばさみを使いましょう。
体にヌメリがあり、たまにアンモニア的な刺激臭を発する個体がいて、
直接手で触るとなかなか臭みが取れないので注意です。
この個体をクーラーボックスに入れてしまったら大変です。
刺激臭のあるメゴチが釣れた場合はリリースしましょう。
・食べ方
メゴチもシロギス同様天ぷらが有名です。
新鮮なメゴチは刺身にしても美味しくいただけます。
お寿司屋さんに行くと、すしネタや刺身として出ることもあるぐらい美味しいです。
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マハゼ
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・釣れる時期
シーズンは夏の7月に始まり初冬の12月までです。
特に8月からは今年生まれた5~6cmの子ハゼが、
浅瀬や河口の汽水域に群れをなして乗っ込できます。
この時期は数釣りのチャンスです。
・体長
小型のものは5、6cmほどですが、15cmがアベレージサイズといるでしょう。
初冬あたりに釣れるハゼは20cmを超える個体も現れるが数は出ないでしょう。
・習性
塩分の濃い外洋より内湾、河口付近の汽水域に多く棲息しており、
海底が泥地になっている場所を好んで餌を捕食しています。
潮の影響をうけやすく、上げ潮(満ち潮)、下げ潮(引き潮)で釣果が大きくかわります。
ハゼは上げ潮(満ち潮)の時は陸の方向に向いて、いっそう岸に近く寄ってきます。
下げ潮(引き潮)の時は逆に沖の方に向いて沖の方へ岸から離れていく習性があるので、
ちょい投げ釣りでは上げ潮(満ち潮)時に狙うのがセオリーです。
・食べ方
3枚におろせるくらいの大きさであれば、天ぷらにすると、
シロギスと並ぶほど美味しい魚です。
小型であればハラワタを抜いて丸ごと唐揚げにします。
2度揚げすると頭まで柔らかくなって美味しく頂けますよ。
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カレイ
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・釣れる時期
冬の釣り物が少ない時が最盛期の魚です。
初冬の11月~春先の4月がシーズンで冬になると産卵のため、
岸に近づいてくるので、ちょい投げの距離(20~30m)で十分狙える魚です。
・体長
種類にもよりますが、マコカレイを例にとると大型の物で30cm超が出ますが、
アベレージサイズとしては20~25cmぐらいです。
・習性
カレイも今までご紹介した魚同様、海底の砂、泥地に好んで餌を捕食しています。
特に産卵期の11~12月は産卵のため荒食いする習性があり、数釣りに向いています。
でも、釣れる時合い(釣れる時間帯)は短くその時間を逃すと、
ほとんど釣れないことがあります。
時合いを早く見つけ、数釣りをするなら、数本の竿を出して釣るのが良いでしょう。
・食べ方
大型の物は刺身にすると絶品です。
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でも普通の魚と違って3枚おろしではなく5枚におろせる技術が必要になるので、
初心者の方は3枚おろしで経験を積んでからさばきましょう。
代表的な食べ方は唐揚げか煮つけするのが美味しいです。
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イシモチ
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・釣れる時期
キスと並ぶ投げ釣りの人気対象魚です。
初夏の6月~晩秋の11月がシーズンです。
夜釣りで狙うことが多いですが、昼間でも釣れる魚です。
・体長
一般的に釣れるアベレージサイズは20~40cmクラスです。
釣れるとかなりの力で引込みますので、ハリスや道糸を切られないよう注意が必要です。
・習性
水深20m前後の、沿岸部の砂泥底に群れをつくって棲息しており、
産卵は梅雨頃に行われるので5,6月は荒食いの傾向がみられます。
・食べ方
釣りたての新鮮なものは刺身で皮を引かず熱湯で皮の部分を湯通しすると、
身がしまり歯ごたえ良く美味しく頂けます。
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あとフライ、唐揚げがおすすめ。
身が柔らかく水分も多く味がたんぱくなので、一夜干しにして水分を抜くと、
絶品な美味しい魚に変身します。
私はこの食べ方が大好きです。
これは、どこのレシピにも載ってないですが、釣り人の間では有名です。
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ちょい投げ釣りで良く釣れる外道
ちょい投げ釣りは五目釣りの要素が多く外道の扱いは無いのですが、
先に記した5種以外でよく釣れる魚として、「愛すべき外道たち」がいます。
「ベラ」、「フグ」、「ウミタナゴ」、「カサゴ」、「チャリコ(鯛の稚魚)」
たちを、良く釣れる愛すべき外道と呼んでいます。
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「フグ」以外は持ち帰って食べることができますが、手のひらより小さい魚は、
優しく扱ってあげてリリースしましょう。
ちょい投げの釣り方
ちょい投げの釣り方としてターゲットとなる魚が、
海底の砂泥地に棲息しているので、仕掛けを沖に投げ入れたら、
着底するまで待って、仕掛けが底に着いたら糸ふけを取ります。
そこから海底を引きずる様に手前に引いて魚が居るところを探します。
魚が餌を食べたり、突いたりするとブルブル、コツコツといったアタリが、
竿や手元に伝わってきます。
このアタリがなんとも言えずドキドキします。
これの感覚を一度味わったらもう、やみつきになり、釣りの虜になってしまいます。
アタリがあれば落ち着いて一呼吸おいてからゆっくりと竿を立てます。
ちょい投げ釣りでは大きなアワセは必要ないです。
天秤オモリを使っていれば天秤の反発で勝手にアワ合わせを入れてくれます。
竿を立てながらリールを巻いて魚を引き寄せてきます。
この時がワクワク、ドキドキの瞬間です。
「何が釣れたのかな?!」、「何だろう?!」
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魚が近づいてきたら竿を平行にして糸が竿の長さまで来たら、
竿を再び立てて魚を取り込みます。
まとめ
ここまで読んで頂きましてありがとうございます。
ちょい投げ釣りは何が釣れるかわからない期待感があり、とても面白い釣りです。
この釣りをマスターすると数釣りもそうですが、たくさんの種類の魚が釣れます。
本格的な投げ釣りとほぼ同じ魚が釣れると思って良いでしょう。
魚を釣るためにやっていることは、たった一つです。
魚の居るところに仕掛けを投げ込んでいるだけです。
釣果を上げるのは、魚の居る場所の探し方です。
本格的な投げ釣りとの違いは沖へ仕掛けを投げ込む距離です。
遠投できればそれだけ魚の居るところを広く探れるということです。
あと、釣る魚の狙いを一本に絞って釣行しています。
砂浜での投げ釣りはシロギスを専門に狙っている人がほとんどです。
それでは、近くの海に出向いて、手軽に始められるちょい投げ釣りで、
たくさんの魚を釣って、美味しくいただいきましょう。
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