ーーー釣りの“もうひとつの楽しみ”は食べることーーー
10月11日、東扇島西公園で釣った6匹のシロギス。
その夜、さっそく料理してみました。
釣りの醍醐味は、
魚を釣る瞬間だけではありません。
自分で釣った魚を、自分で調理して食べる――
これこそが、
釣り人にしか味わえない最高の喜びです。
今回は、初心者でも簡単にできる
**「シロギスの下処理・保存・調理法」**
をまとめました。
🧊 まずは下処理:釣ってすぐに“鮮度を守る”
シロギスは白身でデリケートな魚。
釣った後の処理の早さが味を左右します。
🎣 釣り場でできる簡単な処理手順
- バケツの海水で血抜きをする
(エラを切るか、エラを指で外す) - クーラーボックスに
**氷+海水(氷水)**を入れて冷やす - 直射日光を避けて持ち帰る
ポイントは「真水で洗わない」こと。
真水は身を締めすぎて、ふっくら感が失われます。
海水または塩水で洗うのがベストです。
🏠 家での下処理:ヌメリ・ウロコを丁寧に
帰宅後は、なるべく早く下処理を行います。
🐟 基本の下処理手順
- まな板の上で、ウロコ取りまたは包丁の背で
軽くウロコを取る
(ペットボトルのキャップを使えばウロコ
が飛ばず綺麗に取れますよ) - エラと内臓を取り除く(腹を開けてスプーンで軽く掻き出す)
- 腹の中を流水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取る
- 調理法に合わせて「開き」または「三枚おろし」にする

💡 ポイント
シロギスの皮は薄く柔らかいので、力を入れすぎないこと。
小型なら“開きにして丸ごと天ぷら”が簡単で美味しいです。
🧂 保存方法:すぐ食べない場合のコツ
釣ったその日に食べられない場合でも、
きちんと保存すれば2〜3日は美味しく保てます。
✅ 保存方法の種類
| 方法 | 保存期間 | ポイント |
|---|---|---|
| 冷蔵保存 | 2〜3日 | 下処理後にキッチンペーパーで包み、密閉容器へ |
| 冷凍保存 | 2〜3週間 | 塩水で軽く洗って水分を拭き取り、ラップ+冷凍袋で保存 |
| 一夜干し | 3〜4日 | 塩水(3%)に15分浸け、風通しの良い場所で半日干す |
一夜干しにすると旨味が凝縮し、
焼いても揚げても絶品です。
🍤 調理法①:王道の「シロギス天ぷら」
シロギスといえば、やっぱり天ぷら。
淡白で上品な味わいは、
釣り魚の中でもトップクラスです。
👩🍳 作り方
- 三枚おろしにして骨を取り除く
- キッチンペーパーで水気をしっかり拭く
- 薄力粉→衣→油(170℃)で1〜2分ほど揚げる
- カラッと揚がったら塩、または天つゆでどうぞ
💡 コツ:
揚げすぎると身が硬くなるので、
1分半〜2分以内が目安。
ふんわり柔らかい白身を楽しむなら、
短時間でサッと。
🍋 調理法②:シロギスの南蛮漬け
釣果が多かったときにおすすめなのが「南蛮漬け」。
冷蔵庫で2〜3日保存でき、冷やしても美味しく食べられます。
👩🍳 作り方
- 小型のシロギスは頭・
内臓を取って丸ごと素揚げ - 醤油・酢・砂糖・みりん(各大さじ2)を
火にかけ、タレを作る - 揚げた魚をタレに漬け、
刻んだ玉ねぎ・人参・ピーマンを添える - 冷蔵庫で1時間ほど寝かせて完成
酸味と甘みのバランスが抜群で、
食欲をそそります。
🍚 調理法③:シロギスの塩焼き or 一夜干し焼き
素材の味をそのまま楽しむなら、塩焼きが一番。
軽く塩を振って焼くだけで、
上品な甘味が引き立ちます。
また、一夜干しにしたシロギスは焼くと香ばしく、
日本酒にもピッタリの一品になります。
シロギスのあまり知られてない食べ方に、
「シロギスのしゃぶしゃぶ」
こちらもご覧ください。
▶️シロギス定番の天ぷら以外の美味しい食べ方と楽しみ方
🌅 まとめ:釣りは“食べて完結する”最高の趣味
釣りの魅力は、
「自然と向き合い、魚を釣り、味わう」
までの一連の流れ。
そのすべてが自分の手で完結する、
最高のアウトドア体験です。
シロギスは初心者でも釣りやすく、
調理もシンプル。
秋冬の寒い季節こそ、脂がのって身も引き締まり、
一年の中でもっとも“美味しいシーズン”と
言えるでしょう。
釣って、下処理して、食べる。
その一連の時間が、釣りの本当の楽しみです。
🧭 関連リンク
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▶️ 実際に釣ってみた!秋冬シロギス釣りレポート【体験編】



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