最近流行りのショアジギングアングラーの間をすり抜けながら、
細々と西湘海岸でシロギス釣行しているつりオジお父さん!
最近シロギスの姿を見る機会が少なくなってきていると思いませんか?
アタリも少なく、アタリが有っても乗ってこない。
そんなときには初心に戻ってシロギスの生態や、
習性を知ることで釣り方を変えてみるのも良いかもです。
この記事ではシロギスが大好きな「つりオジお父さん」へ、
普段のサビキ方を少し変えるだけで、釣果が伸びる方法を、
私の経験を基に情報共有していきます。
西湘海岸シロギスの習性と生態について
実際にどんな特徴を持つ魚なのか知ることでポイントを探すうえで役に立ったり、
釣果につながる可能性が少しでも出てくるかと思います。
シロギスが好んで住んでいるところ
砂浜の女王とも呼ばれている魚なので一般的には砂底を好んで住んでいます。
西湘海岸も波打ち際は石浜でも海底は砂浜で平坦な所ではなく、
地形の変化のあるカケアガリがたくさん存在し岩礁帯も多くあるので、
シロギスが好んで生息しているのです。
春から夏ごろになると海水温が上がり水深1~15m程の浅瀬に寄ってくるので、
西湘海岸でも2~3色辺りで釣れだします。
晩秋から寒い冬の時期になると水深30~50mまでの深い場所に落ちていきます。
(そのころに釣れるシロギスを落ちギスと呼びます)
シロギスの好む食事は?
シロギスは雑食ですが、好物はゴカイやイソメの多毛類です。
他にも小型のエビやカニなど甲殻類も捕食しますが、
口が小さいのであまり大きな生物は食べることができません。
群れをなして砂地の上を活発にエサを探しまわって回遊しています。
動くものに反応する習性があるので、
釣り方として仕掛けを常に動かすことで誘って釣るサビキ釣りがメインとなっています。
シロギスの寿命はどれくらい
大きさは、1年で8cm(ピンギス)、2年で15cmになります。
良く釣れるアベレージサイズは15~20cmです。
平均寿命は4年と言われています。長寿になると10年を超えると言われています。
30cmを超える「肘たたきキス」は10年超えかもしれません。
西湘海岸では「さびき」方を工夫すれば爆釣も
動くものに反応する習性があるシロギスですが、動かすスピード(サビく速度)を、
その時の状況に応じて変化させる必要があります。
私の経験上6~8月までは活性が高いので、早めのサビき、
(リールのハンドルを1秒間に1.5~2回転位)でも、
シロギスは付いてきます。
速めのリトリーブでアタリが有ればそこで一旦仕掛けを止めて、
追い食いさせるこれを繰り返すことで連掛けがしやすくなります。
今度は逆に全くアタリが無い時にどうするかですが、
アタリが無いというのは魚が居ないか、
いてもエサに興味を示さないかです。
魚がいないのであれば、場所を変えるか、魚が来るまで待つしかないです。
小さな前アタリが有っても乗らない場合はシロギスがスレている可能性があります。
今まで通りのサビきでは魚もスレてしまいます。
っていうかスレてます。
スレないためにもサビきの「STOP&GO」を試してください。
コレ意外とSTOP後にアタリが来るんですよ!
ここで慌て合わせると抜けちゃいます。
元々活性が悪いので咥えているだけで喰ってないんです。
もう少し待って本アタリ(ググっと引っ張られる)までガマンです。
本アタリが無かったまたSTOP&GOを繰り返して待ちましょう。
西湘海岸でシロギスが釣れる主なポイント
これまで私が実釣したなかで実績のあったポイントを3つご紹介します。
旧吉田邸裏(大磯西)海岸
大磯港から広く葛川河口まで2.2kmの全体的に砂と小ジャリからなる海岸です。
<釣り場概要>
投げ釣りのシロギスはもちろんのこと、ジギングでは、
ヒラメ、マゴチ、青物のワカシ、ワラサ、シーバスまで、
さまざまな釣りを楽しむことができるポイントです。
シロギスのポイントは根掛かりの少ない葛川から血洗川の間で
2~3色辺りでアタリが多くあります。
血洗川から東(大磯港より)は少し遠投で5~6色辺りがポイントです。
2~3色辺りに沈み根があり根掛かりに要注意ですが大型が出るポイントです。
<アクセス>
・公共交通機関の場合
JR東海道本線 「大磯駅」下車 国道1号線に出て路線バスで「切通し」バス停下車、
海岸への路地をたどり西湘バイパスをくぐって海岸へ。
・車の場合
東京方面からは国道1号線「城山公園前」の信号をこえて一つ交差点、
(右側にセブンイレブン見えたら)左折して脇道を海側へ。
静岡方面からは国道1号線「国府本郷」交差点をこえて、
左側にセブンイレブンが、見えたら右折して脇道を海側へ。
<駐車場>
・脇道を海側に走ると突き当りの葛川横に15台ほどの駐車スペースがあります。
(平日でも満車になる事があるので公共交通機関を利用しましょう)
二宮海岸
先ほどご紹介した「旧吉田邸裏」から西に4kmほどの、
大磯海岸の西側に位置するのが、二宮海岸です。
<釣り場概要>
海岸中央に梅沢堤防を境に西側は根が複雑に入り組んでいるので、
豊富な魚種が釣れるのが特徴なポイントです。
シロギス釣りに適しているのは東側一帯ですが、
テトラ付近2~3色付近には一部根が入っています。
ここでは、少し遠投(6色)が必要です。
梅沢堤防より西側一帯は根が帯状に張っていてほぼ根掛かりします。
唯一根が切れてサビくことができる場所が、
西湘バイパスの防音壁から約300m程西側です。
ここは、5色付近に大きなカケアガリがあり、
他にも大小カケアガリが多数あるので、
硬めのロッドでサビくと良いと思います。
岩礁地帯なので、外道でキタマクラが良く出ます。
素手で触れずフィッシュグリップでつかんでリリースしましょう。
<アクセス>
・公共交通機関の場合
JR東海道本線 「二宮駅」下車 南口バス停より路線バス(神奈中西バス)で、
「吾妻神社前」停留所下車海岸への路地をたどり西湘バイパスをくぐって海岸に出る。
(徒歩4分)
・車の場合
国道1号線「吾妻神社入口」交差点を(東京方面からは右折、静岡方面からは左折)脇道に入り、
国道1号線の下を抜けて道なりに進む。
<駐車場>
脇道を海岸に向かって走ると突き当りが駐車スペースとなっています。
国府津海岸
二宮海岸からさらに西側に位置する国道1号線沿いにある料理屋「のんき亭」の下から森戸川河口までの約1kmが国府津海岸です。
<釣り場概要>
相模湾海岸線のなかではもっとも水深があるポイントです。
ここは、初夏~晩秋は青物(ワカシ、ワラサ、サゴシ)の実績が高く、
特に朝マヅメの時間帯は、ショアジギングアングラーがひしめいて、
釣り座を確保することが非常に困難なポイントです。
シロギスの投げ釣りはこの時期はショアジギングアングラーが、いなくなる9時以降が狙い目です。
水深があるため海岸中央から西側の100~150先に刺し網が入っていることが多く、
その横を狙って仕掛けを投入して(ブイがありますのでそれを目印に)、
5~6色辺りからゆっくり(1色を5~10分)サビいてアタリが有れば、
少し止めて追い食いするのを待ちましょう。
<アクセス>
・公共交通機関の場合
JR東海道本線 「国府津駅」下車 東側に海岸につながる階段があり、
西湘バイパスをくぐって海岸へ。
・車の場合
国道1号線沿いの 「国府津駅」付近でコインパーキングを利用。
<駐車場>
「国府津駅前駐車場」が広く、海岸につながる階段が近いので、
ここを利用するのが一番良いでしょう。
駅前駐車場が満車の場合は1号線沿いの小八幡~国府津駅間に数か所コインパーキングが、
数か所あるのでそこを利用しましょう。
まとめ
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
これからの西湘海岸でのシロギスの投げ釣りや、
青物狙いのショアジギングは最盛期を迎えます。
ショアジギングアングラーに圧されながら、シロギスの投げ釣りで頑張っている、
「つりオジお父さん」負けずに大遠投して、STOP&GOのサビきを試してください。
効果ありですよ!
今年こそは、満足のいく釣果を上げ西湘の「シロギスおやじ」と呼ばれるようになりましょう。
そうなれば、シロギスの方から寄ってきてくれます。
爆釣間違いなしです!
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